直接金属レーザー焼結(DMLS)は、優れた機械的特性と複雑な幾何学形状を持つ金属部品の製造を目的とした高度な3Dプリント技術です。この技術では、高出力レーザーを用いて金属粉末粒子を選択的に溶融・融合し、層ごとに積み重ねることで、従来の製造方法では困難または不可能な緻密で高強度な金属部品の製造が可能になります。当社のDMLSサービスでは、ステンレス鋼、チタン、アルミニウム、コバルトクロムなど、さまざまな金属材料を提供しており、それぞれ特定の用途に応じた特徴を持たせています。精密性、迅速性、材料の多様性を備えた金属部品の試作および量産に、当社のDMLSサービスをご利用ください。
材質 | 引張 強度 (XY) |
耐力 強度(XY) |
伸び 破断時 (XY) |
密度 | 硬度 |
AISi10Mg | 460±30 MPa | 270±30 MPa | 9±2 % | 2.7 g/cm3 | 70±3 HRB |
TC4 | 1200±50 MPa | 1100±50 MPa | 10±2 % | 4.4 g/cm3 | 36±4HRC |
316L | 670±50 MPa | 530±60 MPa | 50±10 % | 7.9 g/cm3 | 34±3HRC |
18Ni300 | 1150±50 MPa | 1100±50 MPa | 18±3 % | 8.1 g/cm3 | 36±4HRC |
In718 | 1060±50 Mpa | 780±50 Mpa | 27±5 % | 8.2 g/cm3 | 74±4HRB |
DMLS 3Dプリント工程は、微細な金属粉末で満たされた造形チャンバー内で開始されます。精密なコンピュータ制御システムによって誘導された高出力レーザーが、粉末層の表面にプリントされる部品の断面形状をトレースし、金属粒子を選択的に溶融・融合させます。各層の焼結が終了すると、造形プラットフォームがわずかに下降し、新しい層の金属粉末が均等に既に焼結された層の上に広げられます。このプロセスは、部品全体が完全にプリントされるまで繰り返されます。プリントが完了すると、部品は造形チャンバーから注意深く取り外され、余分な粉末が除去されます。その後、部品には熱処理や表面仕上げ、機械加工などの仕上げ工程が施され、所望の機械的特性や表面仕上げを得ます。 |
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利点
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欠点
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